【コンビニぺこ活】今月もフード業界の重鎮X氏が、コンビニ商品をじっくり分析・評価します。夏本番を前にして、手軽に食べられる大手コンビニ3社の「冷し麺」を中心にチェック。はたして、皆さんの気になる商品は見つかるでしょうか!? (評価は10点満点)
【セブン‐イレブン】
【カツオや青魚系の節のパンチ強い】「中華蕎麦とみ田監修 濃厚豚骨魚介 冷しつけ麺」(税込み699・84円)
まず、最初のひと口から魚粉が前面に出てきて、カツオや青魚系の節のパンチが強い。やや甘めのつけ汁はそのままだと少しくどいが、付属の辛いペーストを全量溶くと甘さが引き締まり、後味が良くなる。ネギはアクセントになるものの、少し量が足りないのが残念なところ。チャーシューは分厚く肉感がしっかりあり、コンビニ麺の中では良質だ。煮卵は黄身のねっとり感、白身への味染みともに優秀で満足度を上げてくれるクオリティーだ。
一方で麺は太くて今風だが、具のバリエーションが少ないため食べ進めるうちにもっさりとした単調さが出てくる。麺のボリュームに合う量のもやしやネギがあればより良かっただろう。 【おいしさ=7点、満足度=7点】
【口の中で少し粉っぽさが】「とろ生食感チーズケーキ」(税込み302・40円)
名前通り、上層の口当たりが柔らかい一品だ。味の中心はクリームチーズで爽やかなニュアンスはあるが、レモンの明確な酸味までは感じられず、表面にまぶされた白いパウダーが粉糖のようで、口の中で少し粉っぽさが残るのが気になった。
下層は焼いたクッキー生地を砕いて敷いたタイプで、薄くサクッとした食感が残り、上層の柔らかさとの対比が味のリズムをつくっている。冷やして食べると食感はより締まり、まとまりが良くなるだろう。【おいしさ=6・5点、満足度=6点】
【ファミリーマート】
【味噌ラーなのに夏向き!】「【極旨!冷し麺】さっぽろ純連監修 冷し味噌まぜそば」(税込み646円)
冷やしで合わせ味噌という組み合わせは、ありそうで意外に出合わない新鮮さのある、まぜそばだ。ただ、袋入りのスープはちょうど味が絡むくらいで、麺の口当たりはややもっさりと感じる。とはいえ、黒胡椒、ラー油もやし、大豆そぼろ、各種ネギをがさっと全部まぜると、ピリ辛のアクセントとシャリシャリした食感が入って、味の輪郭がハッキリする。特に黒胡椒が相性良く、爽やかな香りで味噌ラーメンなのに夏向きの麺に仕上がり、組み合わせの巧みさを感じる。
ほぼ汁なしなので、食べ終わりにスープが残らず片付けが楽なのもポイントは高いだろう。 【おいしさ=9点、満足度=8点】
【ぬるいとマーガリンが…】「たっぷりあんバターフランス」(税込み170円)
パンは外見こそフランスパンだが、実際は塩味が効いたソフトフランスパンになっているので、あんこの甘さを受け止める下地として優秀だ。マーガリンはクリーミーだが存在感が強く、後半は若干の口どけの重さを感じる。冷たくすればもう少し良くなる気がするので、少しもったいないところだ。
パンは食感があって満足度は高めだし、あんこもたっぷり入っているが、ぬるいとマーガリンがちょっと脂っぽくなる点が少し残念だ。 【おいしさ=6・5点、満足度=6点】
【ローソン】
【魚粉×ニンニク×マヨ】「麺屋一燈監修 冷しニンニク豚まぜそば」(税込み697円)
開けるとまずニンニクの香りがすごい! 見た目は具が多く、豪華な印象だ。麺はワシワシ系だがそこまで太くなく、辛そうな揚げ玉がたくさん乗っている。スープを入れて全まぜして食べると、確かにニンニクの存在感がハッキリしているが、そこへ魚粉もかなり効いている。さらにチャーシューのソースとしてなのかマヨネーズが入っていて、これを全体的にまぜるとマヨネーズのちょっと酸味のあるクリーミーさが広がって、ガツンとしたニンニクが穏やかになってくる。最終的には「魚粉×ニンニク×マヨネーズ」で、繊細さよりパワー系の味の完成だ。
麺はつるりとした口当たりで見た目ほどゴワつかない。もやしやチャーシューといった具材も存在感があり、最後まで食べ疲れしないのは高ポイントだ。【おいしさ=7・5点、満足度=7点】
【爽やかさは十分だが…】「はじける!まさにシャインマスカット」(税込み311円)
包装を開けた瞬間からマスカットがはっきり香り、口に入れると軽いムースがすっと溶ける。そして中央のゼリーに果汁感があって、とてもジューシーな一品だ。
ただ、外側のコーティングは甘さの支えになるものの、わずかに脂っこさが残り後味のキレを鈍らせる。下のスポンジは軽いムースにケーキ感を増加させるが量的に少なく、香りが強いムースの前で役割は控えめだ。爽やかさは十分だが、構成にもう一段のコントラストが欲しい。 【おいしさ=7・5点、満足度=評価なし(サイズが小ぶりなため)】
























