フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たしたプロスケーター・羽生結弦(28)に対し、海外からも賛辞の声が上がっている。

 男子で唯一スーパースラム(主要国際大会6冠)を成し遂げるなど、競技者時代から輝かしい実績を残してきた羽生は、昨年7月にプロとして活動をスタートさせた。今季は競技会に羽生が不在だったため、国際スケート連盟(ISU)の2022年度収支報告書に収入減の原因として「日本で最も人気のあるスケーターが競技会から去ったことも、この問題をさらに深刻にしている」と記載され、国内外で大きな話題となった。

 そんな中、ロシアメディア「sports.ru」は、羽生に関するコラム記事を掲載。「世界的なフィギュアスケーターたちが羽生選手のプロ転向に文句を言っているが、羽生選手にとっては何も問題はない。彼のショーには3万人が集まっている」との見出しを立てた上で「羽生はISUの収支報告書で言及された唯一のフィギュアスケーターだ。ISUは羽生がいないことで明らかに苦境に立たされているが、羽生自身は多くのプロジェクトをこなし、すばらしい成果を上げている」とつづった。

 プロ転向後の羽生は昨年11、12月に単独アイスショー「プロローグ」を実施し、今年2月にはスケーター史上初となる東京ドームでの単独アイスショー「GIFT」を開催。直近では「ファンタジー・オン・アイス」に出演している。

 同メディアは「大規模なチームが羽生選手と一緒にこれらのパフォーマンスを企画するが、羽生選手がインスピレーションの源であり、プロデューサーでもある。羽生選手の仕事のスケジュールは今、競技期間中よりもさらに忙しい。同時にトレーニングを欠かさずにしていて、良いコンディションをつくっている」と指摘した。

 最後には「この伝説的な日本人にとって、これらの努力は日常的なものだ。プロ転向時には羽生選手はさらに努力し、このスポーツをさらに発展させることを約束した。間もなくプロ転向から1年経つが、羽生選手は約束を守ったと言っても過言ではない」と断言。日本のみならず、海外でも影響力は際立っているようだ。