エンゼルス・大谷翔平投手(28)の今季中のトレード移籍について米メディアから“仰天プラン”が出され、話題を呼んでいる。米放送局「MLBネットワーク」の番組「MLBトゥナイト」に出演したアナリストのボー・ポーター氏(50)が「エンゼルスが大谷と再契約するためのトレード案」と銘打つアイデアを提案したからだ。

 カブスなど3球団でMLB選手歴3年、アストロズでは監督も務めたポーター氏は「現在のエンゼルスのロースターを見るとプレーオフに出るためのトップ5チームにはなれない。しかし、未来に成功を収めることができるオオタニという最大のチケットがある。トレードの可能性を探らないのは組織として過ちを犯している」と指摘。

 その上でエンゼルスの大谷とアンソニー・レンドン内野手(33)、ハンター・レンフロー外野手(31)、クリス・デベンスキー投手(32)の4選手を、メッツのロニー・マウリシオ遊撃手(22=メッツ・プロスペクト4位)とブレット・バティ三塁手(22)、ケビン・パラダ捕手(21=同1位)、タイラー・メギル投手(27)、ブレイク・ティドウェル投手(22=同5位)、ドミニク・ハメル投手(24=同6位)ら8選手と「4対8」となる超大型トレード案をブチ上げ、これにより「エンゼルスがオオタニと再契約するチャンスが広がる」と断言した。

 ポーター氏のセオリーによれば、エンゼルスが大リーグでプレーする準備がほぼできているプロスペクトを手に入れることで組織として向上する上、このトレード案の最大の利点は高額年俸を支払っているレンドンら“不良債権選手”への負担が減り、現在も球団側に重くのしかかっている約2億3000万ドル(約330億5000万円)の選手総年俸が約1億500万ドル(約150億9000万円)にまで減少することになるという。そして来季以降も大谷と契約するための金銭的余裕ができるという分析だ。

「お金を動かせば動かすほどオオタニとの再契約の可能性が増える。さらには(勝てる)リソースも増え、組織として良くなる」とポーター氏。つまりエンゼルスは大谷をトレードで一旦放出して資金と若い芽を同時に蓄え、今オフにFAとなったタイミングで再び呼び戻す――。いわば“レンタルプラン”だ。

 トレード相手を「メッツ」としていることに関して同氏は「今季をオールイン(全力投入)で勝とうとしているチームしか成り立たない。それはメッツ以外にない」。

 ちなみに23日(日本時間24日)、エンゼルスは傘下2Aのランドン・マルセウ投手(22)ら2選手を交換要員とし、メッツからエデュアルド・エスコバル三塁手(34)をプラス金銭でトレード獲得したと電撃発表。エンゼルスのミナシアンGMは大谷のトレードデッドライン(現地時間8月1日)までの移籍の可能性について否定的な考えを示しているが、このメッツとのホットラインを頭に入れれば“レンタルプラン”の実現性は多少なりとも高まってくるかもしれない。