卓球男子の全日本王者・戸上隼輔(21=明大)は〝強メンタル〟でさらなる進化を目指す。
先月の世界選手権(南アフリカ・ダーバン)では、シングルス2回戦で王楚欽(中国)に敗戦。「中国選手と当たって点数が離されてしまったときに、少し気持ちが前に出せなかったり、消極的なプレーが増えてしまった。それが本当に悔しかったので、二度とないようにしたい」。大舞台で難敵を前にひるんでしまい、本来の姿を出し切ることができなかった。
メンタル面の重要さを学び、その反省をすぐさま生かした。2024年パリ五輪選考ポイント対象大会・Tリーグ個人戦「NOJIMA CUP」初日(17日、東洋大赤羽台キャンパス)のシングルス2回戦では、ダブルスを組む宇田幸矢(明大)と対戦し、4―2で勝利。「自分たちの武器は知り尽くしているので、お互いの武器を外す戦いだった。その外すための勇気が必要だった。気持ちで戦った試合だった」と最後まで攻めの姿勢を貫いた。
今大会の目標はもちろん優勝だ。「いつもの選考会よりポイントは少ないが、積み重ねることでパリへの道は切り開かれていく。一戦一戦自分の力を発揮したい」。言葉の節々に確かな力がこもっていた。












