阪神の親会社にあたる阪急阪神ホールディングス(HD)の定時株主総会が16日に大阪市内で行われた。
昨季はチームも下位に低迷し、株主総会もタイガース関連は厳しい声が相次いだが、今季は開幕から首位を快走。そんなこともあり、質疑応答では先陣を切って質問した株主が「わが阪神タイガースの監督に岡田さんを招へいいただき、心より御礼申しあげます」と議長兼進行役の角和夫CEOに感謝の意を示す場面もあり、タイガース関連の事案は株主の愛ある提言や叱咤に終始した。
とはいえ、やはり株主にもろ手をあげて喜んでもらうためには、何よりも18年間遠ざかる「アレ(優勝)」達成が必要な現状は変わりはない。
特に来年は甲子園球場が開場100周年。球団の親会社にあたる阪神電鉄本社関係者も「今年か来年どちらかで何とか一度は優勝して、チームとしても歴史に残るようになってほしい」と願望を語る。
現在の甲子園のネット裏には、2リーグ制後に達成した5度のリーグ優勝を記念したVパネル(1962年、64年、85年、03年、05年)が並び、日本一を達成した85年のみ赤、他の4度は黄色で彩られている。
だが、07~10年の改修工事でこのゾーンが新設されて以降、優勝はなし。当時を知る電鉄関係者も「新たな優勝年度を加えられるように、あえて〝空きスペース〟がある形で完成したのに、まさかこれだけ長く手つかずになるとは…」と打ち明ける。
球場に新たな歴史を刻むという観点からも切実に待望される〝アレ〟。甲子園誕生1世紀を前に、何とかファンが眺める聖地の景観も変えたいところだ。













