オリックス・山本由伸投手(24)の勢いが加速してきた。13日の阪神戦(甲子園)に先発し、8回を2安打無失点、11奪三振の〝無双ぶり〟で虎打線を圧倒し、6勝目をマークした。立ち上がりから最速157キロの直球、フォーク、カーブを使い分けて相手打線を封じ込めた。ゴンザレスの一発などで2点の援護点をもらうと9回は山崎颯に譲り、チームを2―0の勝利に導いた。
聖地で初めての先発を務めた右腕は「立ち上がりから丁寧に投げることができました。球場も盛り上がっていて、歓声もすごかったので雰囲気にのまれないように、冷静に投げました」と笑顔で振り返った。
今季から左足を上げない新フォームで臨んでいるが、序盤は波に乗れなかった。4月22日の西武戦では自己ワーストの11安打を浴びるなど制球に苦しみ、球数も増える傾向にあった。それが徐々に本来の調子を取り戻し、交流戦3試合では5月30日の広島戦が8回無失点、6月6日の巨人戦が8回1失点、この日が8回無失点と〝無双ぶり〟を発揮している。
要因について女房役の若月はこう話す。左打者の1割1分8厘に対して右打者に2割7分8厘と打ち込まれることが多かったことで2人で話し合い「最初は(フォームが)少し合ってないのかなっていうのはありましたけど、徐々にやってきて良くなってきているのかなと思います。右バッターへの配球の見直しという部分を相談しました。左バッターにはインコースのカットボールが嫌だと思います。相手は気になるんだと思いますね」と明かした。
ロッテ、ソフトバンクとのし烈な首位争いが続く中、無双〝復活〟のエースがチームを勢いづけるのは間違いない。












