巨人・菅野智之投手(33)が今季初勝利から一夜明けた12日にジャイアンツ球場で調整し、改めて周囲への感謝を口にした。

 3月のオープン戦で右ヒジの違和感を訴え、今季初登板となった11日のソフトバンク戦(ペイペイ)で5回2失点。白星もついて「生涯忘れることのできない1勝になった」と喜びをかみ締めた。

 この日の練習後は「うれしいのは昨日までで、また今日から次の登板に向けて、気を引き締めてやっていきます」とすでに切り替えていたが、今回は開幕前からの長期離脱だ。もちろん実績十分の選手ではあるが、反響の大きさを聞いてみると…。

 菅野は開口一番「いいっすよ、恥ずかしい。(プロ)初勝利じゃないんだから」と照れくさそうに笑った。それでも、やはり本人が想像していた以上に反響は大きかったようだ。

「久しぶりにこんなにたくさん『LINE』が来たなというのはありました。やっぱり(一軍の)試合に投げていないと、なかなか日の目を浴びることもないので。皆さんがたくさんフォローしてくれたおかげで、いろんな人から…こんな人も見てくれていたんだなっていうのもありました」

 中には思いがけない祝福メッセージもあったという。自身が今季初勝利を挙げた同日、同じ福岡県内で行われた男子ゴルフ「ASO飯塚チャレンジド」で、かねて親交があった中島啓太(22)がプロ転向後初優勝。菅野は「申し訳ないけど、自分のことで精いっぱいで(中島の)結果を気にしていなくて…」と頭をかきつつ「いろいろなところで応援してくれて、すごく喜んでくれた。同じ福岡で勝てたというのも何かの縁だと思うし。プロ転向後初優勝だもんね」と感謝した。

 ようやく始まった菅野の2023年。周囲から届けられた祝福をエネルギーに逆襲を狙う。