巨人・丸佳浩外野手(34)が8日のオリックス戦(京セラ)に代打で出場し、劇的な6号満塁本塁打をかっ飛ばした。

 出番が巡ってきたのは0―0の延長10回だった。前夜は「1番・右翼」で先発出場して6打数無安打。13打席連続で快音が消え、この日はスタメンからも外れ、ベンチで出場機会を待つ身となっていた。そしてチャンスが広がり、二死満塁の絶好機。空振り、ファウルで2球で追い込まれたが、3球目のボール球を見送り、4球目の変化球をバックスクリーンへ。チームを6―0の勝利に大きく貢献した。

 代打は不慣れなポジションではあるが、満塁という状況もあって「前に飛ばしたら自分の勝ちくらいの気持ちで。あまり自分で苦しくならないようには意識していました。ストライクゾーンに来たら、反応で何とか当てると。その中である程度、自分の強い形で振れた。勝負どころで一本出て良かったです」という。

 丸は結果に一喜一憂しすぎず、凡打が続いても割り切ることで長くレギュラーとして活躍してきた。今回も当たりが消え、スタメンから外されてもメンタルまではブレなかった。「捉えたと思ってもヒットがなかなかつかなかったので、もどかしい思いはありましたけど、そこは特に。そういう日もあるかな、くらいの」。長丁場のシーズンで多少なりとも不調の時期も訪れる。打率2割2分で低空飛行は続くが、この日の一打が呼び水となるのか――。