新日本プロレス4日の大阪城ホール大会で、IWGP世界ヘビー級王者のSANADA(35)が辻陽太(29)の挑戦を退け、2度目の防衛に成功した。

 海外武者修行から凱旋帰国初戦でIWGP世界挑戦という辻の型破りな攻めに苦しんだ。開始早々からリープフロッグの際に強引なスピアーを浴びたSANADAは、まさかのブエロ・デ・アギラ(変型トぺ)で主導権を奪われる。ならばと早い仕掛けからラウンディングボディープレスを放ったが、これも剣山で迎撃されてしまった。

 その後も雪崩式スパニッシュフライなど破天荒な大技を繰り出してくる辻に対し、SANADAは必殺のデッドフォール(変型DDT)を仕掛けていく。しかし、何とこれを側転の要領で着地されると、ヒザ蹴り、カーブ・ストンプと怒とうの猛攻にさらされた。

 それでもSANADAは辻のスピアーだけは徹底ガード。カウンターのドロップキックで迎撃し反撃に転じていく。ラウンディングボディープレスからシャイニングウィザードを発射すると、一気にデッドフォールで畳みかけて3カウントを奪ってみせた。

 恐るべきポテンシャルを見せつけた挑戦者を退けたSANADAは「辻。また、これから実績を残して、ロスインゴ盛り上げてもらって、いつでも挑戦待ってるよ。またやろうぜ」とメッセージ。観客のスマホライトで会場を照らす「ギフト」で大会を締めくくった。

「自分もベテランになってきたんですけど、ウイスキーもワインも熟した方が色気あってよくないですか? 寝かして寝かしてやっとチャンピオンになった。まだまだ価値が出てきますよ」と勝ち誇ったSANADAは、「G1クライマックス」(7月15日、北海道で開幕)へ向け闘志。「G1、チャンピオンで優勝して。チャンピオンの俺がチャレンジャーを逆指名したいと思っています」と、2000年の佐々木健介以来となるIWGP王者としての最高峰リーグ戦制覇を予告していた。