ヤクルトの連敗がようやく「12」でストップした。1日の日本ハム戦(エスコン)に5―0で勝ち、5月14日以来、18日ぶりの白星となった。

 連敗脱出の立役者となったのは昨季の3冠王・村上宗隆内野手(23)だ。初回一死一、二塁から先制タイムリーを放つと、1―0で迎えた3回には一死一塁から相手先発・加藤のカットボールを左翼席に運ぶ今季10号2ランを放った。持ち味の逆方向への一発にホッとした表情を浮かべた。

 12連敗中、3本塁打こそ出ていたものの、打率は2割2分9厘にとどまっていた。「プレッシャーはあんまり感じていない」と話した村上だが、4番としての責任は感じていただろう。

 そんな主砲の後を打つ5番・サンタナは「今、確かに好調とは言えないけど、これはムネ(村上)にとっていいことだと思う。もう一度自分を見つめ直して、成長するチャンスになる」と話すと、あの大リーガーの名前を口にした。「あの大谷だって、メジャー行って2年目、3年目はあまりうまくいかなくて周りからいろいろ言われたはずだ。それでも自分を信じたからあんな選手になれたんだ」。そう語ると確信的な表情で「ムネも絶対そうなれる。自分を信じていれば昨年の成績を超えられる」とも続けた。

 現時点で村上の成績は打率2割2分2厘、10本塁打、30打点。本塁打、打点こそリーグ2位だが、やはり昨季の3冠王としては物足りなさもある。だが…。チームメートは〝村神様〟のここからの巻き返しを信じている。