ノア31日の新宿大会で、中嶋勝彦(35)が「金剛」を率いる拳王との〝決別マッチ〟に臨んだ。

 中嶋は4日の両国国技館大会でかつてのパートナー・潮崎豪と6人タッグ戦で対戦し直接勝利。試合後にはこの日が長期離脱からの復帰戦だった元盟友に手を差し伸べ、金剛を離脱して名タッグ「AXIZ」を復活させた。

 この日は区切りをつけるべく拳王と一騎打ちを行い、序盤からともに得意とする蹴りを交錯させるなど意地をぶつけ合う。中盤には奈落式ジャーマンを受けた後、場外で倒れているところにコーナー最上段からのPFS(ダイビングフットスタンプ)を叩き込まれる大ピンチもあったがなんとか回復。一瞬のスキをついて垂直落下ブレーンバスターで突き刺してから重い蹴りを打ち込むなど反撃した。

 ともに譲らぬまま一進一退の攻防が続く。残り10分を切ってムーンサルト式のPFSをかわし雪崩式デスバレーボムを放つなど押し込みかけたが、3カウントは奪えず。ビンタを打ち合うなど最後の最後まで意地をぶつけあった試合は45分で決着つかずに引き分けのゴングが鳴らされた。

 拳王に一礼してリングを後にした中嶋は「拳王、世話になった。俺と拳王は45分じゃ足りないだろ。気付けば拳王との歴史も深く心の中に刻まれた。また、いつでもやってやるよ」と対角に立つ決意を表明した。

 一方の拳王は、決着をつけられなかったことを悔やみつつも「ケンカして金剛を抜けたわけでもないしな。めいっぱい戦い抜いてアイツの気持ちも少しは伝わったよ」と送り出す。続けて「だがこれで終わりじゃないからな。いつでも、テメエの首は狙ってるよ!」と叫んだ。

 するとそこに登場した中嶋のパートナー潮崎から「次は俺だ」と対戦要求を受け、握手を求められる。この手を払った拳王は「そういうところが気色悪いんだ!」と断罪した上で「お前が家で寝てる間に俺がノアをけん引していたんだ。その強さを体に叩き込んでやる」とすごみ、対戦要求を受け入れた。