阪神・岡田彰布監督が29日に新大阪駅で報道陣の取材に応じ、前川右京外野手、小野寺暖外野手、中川勇斗捕手の3選手を一軍へ昇格させる考えを明言。高卒2年目のプロスペクト・前川に関しては、交流戦開幕戦となる翌30日の西武戦(ベルーナ)でさっそく指名打者としてスタメン起用する考えを明かした。

 西武の先発はアンダースロー右腕の與座。左右の相性も考慮した上で「(前川は)あすなんか当然DH(でスタメン起用)よ。そのために上げたんや。そんなんオマエ、アンダースローのピッチャーなんか(右打者の)ミエセスは打てんやろ。アンダースローなんやから当然左(打者の前川で)いかな。そういう意味でもええ経験よ」と岡田監督は頬を緩めながら語る。

 昨秋の安芸キャンプで「バットが素直に出とるな。高卒1年目なのに、もう木製のバットに対応できとる。たいしたもんや」と前川の天性の打撃センスを指揮官は絶賛。故障などでシーズンに出遅れたこともあり、今季ここまでは二軍暮らしが続いていたが、ファーム戦32試合に出場し打率3割6分、2本塁打、15打点の好成績をマークしたことが評価され、一軍初昇格が決まった。

「長打というよりも、一軍のピッチャーにどのくらい対応できるかやな。ホームランとか期待しているんやないしな。対応力やな」と若虎への期待を口にした岡田監督。2位・DeNAに6ゲーム差の首位と、余裕のある今だからこそ、未来への種をまいておきたい。