新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」は28日の大田区総合体育館大会で決勝戦が行われ、Bブロック2位のマスター・ワト(26)がAブロック2位のティタン(CMLL)を破り、初優勝を飾った。

 出場20選手のリーグ戦の頂を決める戦いは、一進一退の攻防が続いた。スイングDDT、スワンダイブ式フットスタンプからジャベ・インモルタル(変型鎌固め)を狙われたワトだったが、ロックを許さずロープブレーク。逆襲の通天閣ジャーマンスープレックスをさく裂させる。

 これでも勝負は終わらない。全公式戦で勝利を収めてきた得意技をカウント2で返されると、ティタニカ、ダイビングフットスタンプで再び窮地に追い込まれる。それでもワトはトラースキックに旋風脚で応戦し、主導権を奪い返す。2発目の通天閣ジャーマンからクラッチを放さず、ロコモーション式でレシエンテメンテⅡ(セグンド)をさく裂させ、栄光の3カウントを奪ってみせた。

 試合後のリング上にはIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムを呼び込み「やっとここまで来ました。BOSJ30覇者として、あなたの持つIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦させてください」と宣戦布告。ヒロムもこれを受諾し、6月4日大阪城ホール大会での頂上決戦が決定的になった。

 ついに新時代の扉を開いたワトだが余韻に浸るつもりはない。「グランドマスターへの道はまだまだ続きます。満足、俺はしない。この先、もっともっと欲を出して、新日ジュニアを最高の舞台に持っていきたいと思います」と豪語。若き覇者が、ジュニアの象徴・ヒロムの持つベルトも奪い新たな主役となる。