阪神・及川雅貴投手が25日のヤクルト戦(神宮)の9回から3番手として救援登板し、1回を1安打1四球無失点。先頭・オスナの左前打などで一打サヨナラとなる二死一、二塁のピンチを背負ったが、代打・西田を落ち着いて遊ゴロに打ち取り窮地を脱出した。

 若き左腕の力投がゲームの流れを変えたのかもしれない。その直後に打線が大山の押し出し四球と、佐藤輝の3点中越適時打で一挙4点を勝ち越したため、背番号37は今季2勝目をゲット。試合後は「いやー、今までで一番、緊張しましたね(笑い)」と安堵の表情をのぞかせつつ、「先頭打者に打たれましたけど、気負わずにしっかり腕を振れたので。それは良かったと思います」と続けた。

 及川は今季ここまで12試合に救援登板し、防御率は1・15。質量豊富な虎ブルペンの中にあっても、ベンチからの信頼を徐々に積み重ねてきたことで、重要な局面で起用されるケースも増えてきた。「0(失点)で帰ってくるのが自分の役割。どんな場面であれ、それができたのは良かった。2勝目? それは野手の皆さんのおかげです」。いつもと変わらぬ柔和な笑顔から、自信と充実感がにじみ出る。

 7―4でヤクルトを下し、敵地で痛快なスイープを決めた阪神はこれで破竹の5連勝。貯金14とし、2位・DeNAとのゲーム差は4にまで広がった。5月の月間成績は15勝4敗。虎の独走モードがいよいよ本格化してきた。