DDTの女子プロレスラー・赤井沙希(36)が24日に会見し、現役引退を表明した。引退試合は11月12日に東京・両国国技館で行われる。

 純白のドレスをまとい、高木三四郎社長と共に会見に臨んだ赤井は目に涙を浮かべながらあいさつ。冒頭で「この10年間、止まることなく走り続けてまいりました。未熟な私は足りないものがたくさんありましたが、声援が弱い私の力になり強さや自信へと変わっていきました。そんな皆さまの力と共に『強く、気高く、美しく』をモットーにリングに立ち続けてきましたが、この節目にケジメをつけることでそれもやっと完成されるのかと思いました。私、赤井沙希はデビュー10周年を迎える今年、デビューした場所でもある両国国技館で引退いたします」と発表した。

 引退を決断した理由については「枯れて散る花でなく、美しいまま散る花でありたい。皆さんの中で美しくいることが理想です。寂しさがないと言えばウソになりますが、これが私の一つのファンの皆さまへの愛の形であり私の美意識です」と自らの美学を貫いた結果だと強調。「引退する最後の日まで、ぶれずに全力で駆け抜けていきたいと思います。引き続きDDTプロレスを、赤井沙希をよろしくお願いします」と頭を下げた。また、引退の意向はボクシングの元世界ランカーで俳優の父・赤井英和にはまだ伝えていないと明かし「プロレスデビューする時も人を介して報告したんですけど、一切まだ伝えておりません。これで知ると思うんで。父は誰よりも自分自身がリングで戦う楽しさを知っているので、ケジメとして、報道で知られた後に報告しようかと思っています」と話した。

 引退試合についてはこれから調整することになるとしつつ「私は10年前に両国国技館でのミックスドマッチで生まれたので、希望としてはミックスドマッチで終わりたいと思っております」と、13年8月18日に両国国技館大会の男女混合6人タッグ戦でデビューした赤井らしい希望を口にする。引退試合までの6か月の間には8月13日に東京・後楽園ホール、9月30日に地元の京都・KBSホールでデビュー10周年記念記念大会も予定されており、華々しい引退ロードが用意される見込み。赤井は「半年、DDTらしい選手として駆け抜けていきたいです。今までお世話になった選手や戦ったことのない選手ともチャンスがあれば試合をしたい」と熱望。「半年の間で私とやりたい方がいたらDDTに上がってきてください」と呼びかけていた。