オリックスの〝新怪物〟山下舜平大投手(20)に早くもメジャーが注目している。今季6度目の先発となった23日の楽天戦(ほっともっと)では、7回を2安打無失点の快投で無傷の4連勝。相手先発で、日米通算192勝の田中将を向こうに回し、ストレート、カーブに加えて中盤からフォークを多投して打たせて取る内容を披露した。
投球の幅を広げた剛腕は「力んでもよくないと初回で感じて三振にもこだわらなかった。真っすぐで押せていなかったのでカーブ、フォークがいいところでいけた。3球種目があるよ、という意識を相手に植え付けることが大事」と振り返り、中嶋監督も「暴れる球が少なかった」と成長を見て取っている。
最速158キロの直球を武器に開幕から快進撃を続ける山下には、毎試合のように米大リーグのスカウトがネット裏に陣取っており、この日もレッドソックス、フィリーズなど数球団が熱視線を送った。あるメジャー関係者は「逸材なのは間違いない。そのうち真っすぐが動いてくるようになれば、もっとすごいことになる。体(190センチ)も大きい。いい素材が出てきたわけだから、今からしっかり見ておかないといけない」と注視していく構えでいる。
福大大濠高からドラフト1位で入団して3年目の今季、開幕投手で一軍デビュー。FAやポスティングシステムの話になるにしてもまだまだ先だが、将来的な〝有事〟に備えて今からデータ収集に抜かりはない。大器がどこまで成長するか、メジャーも注目している。













