オリックスの「新怪物」山下舜平大投手(20)がグラウンド外でも大物ぶりを発揮している。

 14日のソフトバンク戦(京セラ)では、周東にプロ初の一発を浴びるなど6回途中3失点降板。連続無失点イニングは24回1/3でストップし、山下は「序盤は真っすぐとカーブで押していけましたが、フォークを投げ切れていなかったことで3巡目以降は球種を絞られてしまった」と反省の弁を並べた。

 それでも最速158キロの剛球と落差あるカーブで鷹打線相手に堂々の投球を見せ、試合は延長12回、3―3の引き分け。4勝目はならなかったが、無傷は継続され、中嶋監督は「経験を生かす? それ以外に何もないでしょ」と今後に期待を寄せた。

 山下の大物ぶりには、ナインからも驚きの声が上がる。宮城は「彼の出力がすごいというのは、前から感じていました。ボールが強いし、あれだけの体からショートアームで強い球が投げられる。意味が分かんない。勉強させてもらってます」と後輩のポテンシャルに脱帽するばかり。

 高卒3年目ながらサプリメントやコンディショニングの知識もあり、別の先輩投手は「向上心が強くて貪欲。コンディショニングをすごく勉強していていつもトレーナーと話してますね。吸収しようという姿勢がすごい。あの若さでなかなかできない。昔の由伸みたいですよ」と舌を巻く。開幕投手を務めた際も「まったく緊張しなかった」と漏らしていたという。

 真面目で研究熱心で、何事にも物おじしない。そのオーラに「後輩というより大谷選手(エンゼルス)を見ているような感じです」との声も上がるほどだ。3連覇を狙う上で山下の存在は大きい。