ソフトバンクが19日の西武戦(ペイペイ)に5―4で白星。連勝で2位に浮上した。

 3点リードで終盤に突入した。藤本監督は103球を投げていた先発・石川柊太投手に8回も任せた。しかし、3連打で1点を返され、なおも無死一、二塁となったところで2番手のセットアッパー・モイネロの投入となった。1点差に迫られ、一死一、三塁の大ピンチを招きながらも何とか逃げ切った。

 試合後の指揮官は「初回、2回はあまり良くなかったが、3回以降に立ち直ったのでね。8回まで行ってくれたらと思ったが、ちょっと引っ張りすぎたかなというところ」と振り返った。

 もっとも、首脳陣からすれば、何とか先発の柱の一人である石川に8回を託したい思いがあった。斉藤和巳投手コーチは「だからカード頭に行ってもらっている。難しいところですけどね。あれで追いつかれたりとなれば、間違いと言われるし、間違いのような状況になってしまった。でも、行ってほしいというのと、行かなあかんやろというところと。序盤やしね。先発が長いイニングを投げるという空気感は作りたいというのも基本あるから。先のことも考えてね」。

 個人的な見解として「ここまでのホークス、近年の先発は100球と決められているみたいなところもあるが、それを先発投手が思ってたら大間違いだと個人的には思う。時代なら時代で(自分が)対応しないといけないが、中6日あるわけですからね」とも続けた。

 3点リードの8回、9回に初手からモイネロ、オスナを使って無難に逃げ切りを図る選択肢もあった。ただ、打順の巡りも相手は下位打線。終盤戦であればリリーフ陣のフル回転も辞さずとなるが、すでに序盤からブルペンにシワ寄せが来た時期があったことや、少しでも連投の可能性を軽減するために、試合前のシミュレーションでは石川の球数について110~120球で話し合われていたという。もちろん、期待が大きいからこそだ。

 これで3勝目(1敗)となった石川も8回のマウンドについて「あそこをあっさり抑えられる投手になりたいし、ならないといけないし、なって欲しいと思ってくれている人もいますし。トライしていきたいし、悔しさもあります」。次回登板でのリベンジを誓った。