巨人の原辰徳監督(64)が18日のヤクルト戦(神宮)前、巨人で一軍打撃総合コーチを務めた中西太さん(享年90)を悼んだ。

 西鉄で本塁打王に5回輝き指導者としても数多くの選手を育てた中西さんが、11日に都内の自宅で心不全のため死去していたことがこの日、分かった。原監督は「今日の朝、知りましたけど包容力があって野球博士でね。人生の師でもありね。ボクの今までの人生においても非常に影響を与えてくれたおひとりですね。本当に長きにわたって野球も野球以外の人間としてもという。非常に分かりやすい言葉で、ボクら若い人間にも本当に親切に教えてくれた、指導してくれた。素晴らしい私の中でも恩師のひとりでしたね」と振り返った。

 その打撃理論は「中西理論」と言われ現在まで継承されている。「バッティング理論等々に関してはやっぱり日本のひとつの礎(いしずえ)。いろんなバッティング理論の方いらっしゃいますけども中西さんのバッティング理論はいろんな人に影響を与えた方だと思いますね」と原監督は同氏の野球界への多大な貢献を指摘した。

 中西さんの義父は巨人軍総監督を務めるなど名将と呼ばれた三原脩氏。「よく『親父が』という話のなかで三原(脩)さんの話がね。ボクらは三原さんというのはおじいちゃまであまり野球の話はしたことがなかったんですけど、そういうことも継承されていてね。いろんな意味で話を聞いていて興味のある話をしてくれましたね」と中西さんとの思い出を語った。