野球日本代表・侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が恩師との別れを悼んだ。プロ野球で強打者として「怪童」の異名を持ち、現役引退後は数多くの名選手を育成した名指導者として知られ、西鉄(現西武)、阪神、日本ハムなどで監督を務めた中西太さんが11日に東京都内の自宅で心不全のため死去していたことが18日、分かった。90歳だった。
中西さんは1983年から2シーズンにわたって、ヤクルトで一軍ヘッド兼打撃コーチを務めていた。ヤクルトで新人時代の84年に中西さんから一軍で指導を受けていた栗山監督はこの日、NPBエンタープライズを通じて「謹んでご冥福をお祈りします。中西さんはヤクルトでの現役時代のコーチで三原脩さんも含めて、私の野球人としてのすべてのベースを作っていただきました」とコメント。
また「すごく愛情深いコーチングは鮮明に記憶に残っています。ティー打撃の練習でボールを上げてくれたのですが、どんどんこちらに近づいてきてバットが当たってしまいそうな距離にまで迫ってくる。そこまで熱意を持って伝説の一流打者が接してくれたことに、感動したことは忘れません。そして誰にも分け隔てなく接してくれました」とも続け、最後に「私が指導者になる上でも、その姿に大きく影響を受けました。この世界一も、すべて中西さんのおかげです。本当に感謝しています」とし、自ら指揮を執った侍ジャパンが第5回WBCで3大会ぶりの優勝を成し遂げたことに深い謝意を示した。












