阪神は17日の中日戦(バンテリン)に3―1で競り勝ち6連勝。先発・西勇が竜打線を7回5安打1失点に封じ、4月18日の広島戦(甲子園)以来となる、1か月ぶりの白星をマークした。

 タイトな接戦を〝渋く〟もぎとった。この日の白眉は2―0と2点リードの6回の攻撃。先頭・佐藤輝が右前打で出塁すると、カウント1―0から相手バッテリーの意表を突く二盗。次打者・島田の二ゴロで一死三塁。梅野の四球で一、三塁とチャンスをさらに拡大させると、木浪がキッチリと中犠飛を決め、貴重な追加点をゲットした。

 ワンヒットで1点を手にした効率のいい攻撃は当然ながらベンチによって主導されたもの。チーム全体の安打数は中日の「7」に対して阪神は「6」。用兵巧者・岡田監督のしたたかさと、それを確実に遂行できるチーム状態の良さが際立った一幕だった。

 貯金を今季最多の「9」にまで積み上げた岡田監督だが、試合後は「ヒット1本でも点取れるんやからな。うまいこと点とるしかないよ」と淡々とした表情。大型連勝に浮かれるそぶりは一切見せなかった。