エンゼルス・大谷翔平投手(28)の今後は、やはりあのベーブ・ルースがたどった運命と複雑に絡み合っているのかもしれない。米スポーツ専門局「ESPN」の敏腕記者として名高い、シニア・ライターのバスター・オルニー氏が11日(日本時間12日)に興味深いリポート記事を配信して話題を呼んでいる。
同記事によれば現在、MLB関係者の間では「シーズン中のオオタニのトレードはない」との見解でほぼ一致しているという。その理由の1つとして今春に「チームが競い合っているうちは大谷をトレードに出すことはない」と公言したエンゼルス・オーナーのアーティー・モレノ氏が、かつてルースをヤンキースへトレードした当時レッドソックス・オーナーのハリー・フレイジー氏のように「〝現代のルース〟であるオオタニを『組織から追い出した人物』として歴史に名を残したくない」と感じているからだというのだ。
レッドソックスでオーナーを務めていたフレイジー氏は財政事情などから1919年シーズンに29本塁打を放ち、当時のMLBシーズン最多記録を更新したルースを翌20年にヤンキースへ金銭トレードで〝売却〟。レッドソックスは1918年にワールドシリーズで優勝してから2004年までの86年間に渡って世界一の座から遠ざかったため、フレイジー氏は「バンビーノの呪い」を始めた人物として人々の間では知られている。
当時の時代背景と現況は大きく異なるため、まさか「ショータイムの呪い」なんていうことにはならないだろうが、このようにMLBは迷信もまことしやかにささやかれてしまう世界だ。モレノ氏がリスクを取りたくない気持ちは確かに分からなくもない。
今オフにFAとなる大谷には、どのような結末が待ち受けているのだろうか。












