西武が先を見たチームマネジメントで勝率5割を堅守している。

 4日の日本ハム戦(ベルーナ)は0―1と惜敗。日本ハムの5投手のリレーの前に9回二死まで無安打と封じられたが、松井監督は「二死でしたし、難しい場面で愛斗が思い切り打ってくれたので(安打)1をつけることができた。(鈴木)将平も粘りながらよくつないでくれた。負けましたけど、簡単に終わることなく後ろにつなげる姿勢を見せてくれた」と、最後は一打逆転の状況を作った打線を称えた。

 結果的にあと1本が出ず惜敗となったが、その遠因には直前の楽天戦で3戦連発の10打数6安打、5打点と〝ゾーン〟に入っていた4番・中村剛也内野手(39)が2試合続けてスタメンを外れていた状況も大きな要素となっていた。

 中村の状態は嶋打撃コーチが「体力的なものもあるし(楽天戦で)あれだけ打てば走塁面でも足の疲れとか不安も出てきますからね」というように故障ではなく、その前段階でリスクを事前回避したもの。この日の試合前のフリー打撃でも中村は気持ち良さそうにアーチを連発していた。

 松井監督は「この2日の中村は計画通り。また明日から試合(京セラでのオリックス戦)もありますし、疲れの状態を含めてそういう話は本人ともしている」と計画的な〝連休〟だったことを語った。

 また、この日本ハム3連戦から、これまで出ずっぱりだったドラフト6位ルーキー・児玉をスタメンから外し2年目・滝沢を起用した理由ともリンクしている。

 松井監督は「児玉も新人だし体力的なことも含めて(休養を与えた)。やっぱりあの2人がゲン(源田)が帰ってくるまでいい状態でいてくれたらいいし、アピールしてほしい。(併用することで)いい相乗効果になってくれたらいい」と言及。今は目先の勝ち負けより、5割をキープしながら選手のコンデション優先の起用を続けていく方針を語っていた。