西武に悩ましい〝クリーンアップ問題〟が浮上している。

 4月30日の楽天戦(ベルーナ)は延長10回、6―7で惜敗。先発・与座が3回までに6点を失う展開を、2回に4番・中村剛也内野手(39)が3戦連発となる7号ソロを号砲に追撃。9回には代打・栗山巧外野手(39)の適時中前打など、22年目コンビの活躍で同点にまで持ち込んだ。

 結局、延長10回に決勝点を奪われ勝利は逃したが、西武は4月を終え貯金2。首位に1ゲーム差の4位と好位を追走している。

 この日の一発で目指す通算500号まで39本とした中村は、計4打数4安打1四球の全出塁で打率を3割6分4厘まで上げ、打点もチームトップの14と4番の役目を完璧に果たしている。

 そんな中村について同期の栗山は「ハイレベルな打撃をしているんで勉強させてもらっている。一打席一打席の切り替えがうまい。いいヒット、本塁打もその次の打席に引きずらないことが好循環を生んでいる。いい打撃を引きずると『惜しい』という感情が生まれてくる。あいつの場合はそれをしっかり切り替えて、いい集中をしている」と絶賛するほどだ。

 一方、これで悩みどころとなってくるのが、右ふくらはぎ痛が癒え二軍調整中の本来の4番・山川穂高内野手(31)の復帰が秒読みとなっていること。

 松井監督は「(復帰は)近いですね。あとはゴーサインが出れば。(来週の合流)その可能性は大いにあるでしょうね」と2日の日本ハム戦(ベルーナ)からの復帰の可能性に言及した。

 現在、好調で動かしづらい4番・中村と5番・マキノンの並び。そして3番・外崎を含めたクリーンアップの流れがいいだけに復帰する山川をどこに配置するのか。また、中村がスタメン全17試合でDH起用されていることから、現在一塁を守っているマキノンをこの日、3打点の呉念庭を押しのけサードに戻すのか。中村、マキノン、山川三者のポジション問題も浮上してくる。

 山川、源田を欠く打線が活発なだけに…松井監督にとってはうれしい悩みが生じている。