4年ぶりのV奪回を目指す西武にとって、大きな課題となりそうなのがブルペンの再編だ。

 絶対的なセットアッパーだった平良の先発転向で手薄になった救援陣は防御率2・85と悪くないが、まだ「今年はこれで行く」という方程式が確立されていない。抑えは松井監督が「基本はマスになってくると思う」と話していた通り、通算178セーブの増田が務めているものの、ここまで6試合に投げて3セーブながら防御率7・50と万全ではない。

 それでも西武は開幕から19試合を終えて11勝8敗で首位・ロッテと1ゲーム差の2位につけている。打線は源田、山川の主力を欠きながらチーム打率2割4分4厘(リーグ2位)、17本塁打(同1位)、12球団1位の69得点と大健闘。そして何よりリーグトップのチーム防御率2・48と安定した投手力が好スタートの原動力となっている。

 高橋光、今井が中心となり、19試合中13試合でクオリティー・スタート(QS、6回以上を自責3点以内)を達成。リーグトップのQS率68・4%で防御率2・33をマークする先発陣は高いレベルで安定している。

 懸案事項はブルペンの中心となるべき昨季の新人王&最優秀中継ぎ投手である水上の状態が上がってこないことだ。現在は二軍調整中で、その誤算を7年目の平井、ここまで1勝3ホールドの2年目・佐藤隼が中心となってカバー。森脇、本田、青山、ティノコ、張奕らの組み合わせでしのいでいるといった状況だ。

 強力先発陣の後を受ける7、8、9回の形をどう固定するのか。この難題をどう克服するかが、混パを勝ち抜けるカギとなりそうだ。