森友哉(オリックス)が抜けた西武の正捕手争いは、4年目の柘植世那捕手(25)が2年目・古賀悠斗捕手(23)をまずはリードしているようだ。
開幕から対戦が一巡して、西武は8勝6敗の2位と好発進を決めた。その原動力はリーグ2位のチーム防御率2・18と安定する投手力にある。とりわけ高橋光(2勝、防御率0・39、23奪三振)、今井(2勝、防御率0・00、19奪三振)、平良(1勝、防御率2・08、17奪三振)の新3本柱は計7試合(52回)で5勝、防御率0・69、59奪三振と高いレベルで安定。この先発のグレードアップが今年の西武をけん引するエンジンとなる。
その投手陣を支えるのが柘植と古賀の2捕手。松井監督は「今年は正捕手と考えなくてもいい」と両者の併用を口にし、実際にここまで柘植が8試合、古賀が6試合でスタメンマスクをかぶっている。
その一方で、高橋光の3試合、今井とエンスの2試合ずつ、松本の1試合にスタメンマスクをかぶり6勝1敗、防御率0・67の柘植。平良、隅田の2試合ずつ、松本、エンスの1試合ずつをかぶり1勝4敗、防御率4・19(いずれも捕手途中交代は考慮せず)の古賀と数字は明暗を分けている。
もちろん、開幕から好調なエース級2枚をリードする柘植にアドバンテージはあるものの、開幕からの2試合で3回6失点、4回途中3失点と苦しんでいたエンスを2度目のコンビ(16日の日本ハム戦)で6回無安打無失点、8奪三振と呼び覚ましたリードには光るものがあった。
野田バッテリーコーチが「献身的な人間性、何かのため頑張れるキャッチャー」と評価するストロングポイントで、ここまで16イニング連続無失点投球を続ける今井の信頼も勝ち取っている。
今後はバッテリーの組み合わせを変えた時に、古賀がどう自分の良さを出して巻き返してくるのか。切磋琢磨しながら捕手のレベルアップも図っていく西武だ。












