巨人が3日のオリックス戦(東京ドーム)に5―4で勝利し連勝。丸佳浩外野手(37)の劇的な代打逆転満塁弾で長嶋茂雄終身名誉監督の一周忌特別試合を制した。

 最後にドラマチックな展開が待っていた。先発したエース・戸郷が危険球退場により2回途中で降板するアクシデントに見舞われると、打線は相手先発・曽谷を前に6回まで無得点と大苦戦。3点ビハインドで試合終盤を迎える苦しい展開となった。

8回、代打で逆転満塁本塁打を放った丸佳浩
8回、代打で逆転満塁本塁打を放った丸佳浩

 それでも7回にダルベックのソロで1点を返すと、1―4で迎えた8回には2番手・椋木を相手に一死から3連打で満塁とすると、打席には代打・丸。フルカウントから椋木が投じた6球目・148キロの直球を完ぺきに捉えると、打球はG党の待つ右翼席上段へ一直線。打った瞬間に確信に変わる一発で試合をひっくり返した。

 土壇場での逆転に成功すると、最後は守護神マルティネスがリードを守り切り勝利。橋上秀樹監督代行(60)は「選手のことを非常に頼もしく思いますし、誇らしく感じますし、長嶋さんが見てくれていて、こういう試合になったのかなという感じがします」とナインを絶賛。期待に応えるベテランの一発についても「長嶋さんがよくおっしゃっていたドラマですよね。なかなかこんなドラマは書きづらいなという感じでしたけれども、本当にいい形で今日という日に勝つことができてホッとしましたし、良かったなと思います」と満面の笑みを浮かべた。