主力不在でも強い。西武が28日の楽天戦(ベルーナ)で中村、マキノンの効果的な2発、そして先発・今井が7四球を与えながら6回無安打無失点投球で4―0と勝利。貯金を再び4とした。

 松井稼頭央監督(47)は「(今井は)四球は出ましたけど、無安打と粘り強く投げてくれたことが非常に評価できる。(中村は)本当にすごいと思う。見事でしょう。(マキノンも)勝負強い。打ってほしいところで打ってくれている。非常に大きい追加点だった」と、この日の投打のキーマンたちを絶賛した。

 10安打と好調を維持する打線にも「(1番)愛斗もいいし、(9番)児玉もいい。打線が線になっているし、どんどん(後ろに)つなげていく意識が感じられる」と選手個々の意識がチームにいい流れを呼び込んでいることに目を細めた。

 4番・中村が打率3割2分2厘、5本塁打、11打点と好調で、5番・マキノンが2割5分9厘ながら3本塁打、13打点と勝負強さを発揮。9番を打つドラ6ルーキー・児玉が源田不在の穴を攻守でしっかりと埋める今の西武には、先を見据えたチームマネジメントをする余裕がある。

 右ふくらはぎ痛が癒え、本来はこの楽天戦からの復帰を希望していた山川に「しっかり走れるようになってから」(松井監督)とその復帰時期に猶予をもたせた。当初は4月中と見られていた源田の復帰時期にも猶予が生まれ、右手小指骨折が完治し、しっかりバットが振れるまで待つ時間が与えられた。

 これもすべては山川、源田の穴を埋めた代役メンバーたちがその期待を超える活躍で、快進撃の中心的な役割を果たしているからにほかならない。

 先発投手起用に関しても3回登板した平良を一度抹消して休ませ、ややトラブル投球の続くエンスに代わって〝7人ローテーション〟の7枚目・与座を満を持して、この楽天戦で投入する。森友哉が抜け、大きな戦力ダウンは必至と見られていた西武だが、先を見据えた選手運用ができるほどチームの底上げが急ピッチで進んでいる。