左わき腹痛で戦列を離れていた西武・若林楽人外野手(25)が18日のソフトバンク戦(東京ドーム)で「2番・中堅」として今季初出場。初回の第1打席で石川柊から左前打を放ち、直後に二盗を敢行するも〝甲斐キャノン〟の前に成功とはいかなかった。
若林は「セーフにはなりたかったですけど、1回走って反省点もいいところも見えてくる。その挑戦が最初のゲームでできてよかった」に盗塁失敗を振り返りながら「まずは最初の1本が出てよかった」と今季初安打を喜んだ。
しかし、若林のこの日の最大の〝ヒット〟はこの安打ではなく4回の第2打席、6回の第4打席で流れた「登場曲」だった。
その2打席で流れた「太陽にほえろ!」の劇中曲「ジーパン刑事のテーマ」は小関達也ファーム野手総合兼打撃コーチ(46)が現役時代に登場曲として使用し、当時の西武ファンに大人気だった曲だ。
その〝懐メロ〟が何の予告もなく東京ドームに流れ、4回、最初の登場で西武ファンは差し込まれながらも、2度目の6回には見事な「ガ・ク・ト!」の大合唱がドームにこだました。
試合後、小関の登場曲を使用した理由について若林は「いいな、と思って。結構、コーチの人の昔の動画とかを見るんです。で、どういう意識で守備をやっているのか、バッティングがどういうタイプだったのかとかを、たまに見ていた。言葉で伝えるのはコーチも監督も難しいと思うので、実際に現役時代にプレーしていた時の映像を見て『こういうことを言いたいんだ』とか」と説明。学習教材として見ていた動画の中で引っ掛かった曲がこれだったという。
実際に使用した反響の大きさに若林は「いいな、と思った。掛け声をかけてもらえるのは知らなかった。(太陽にほえろ!は)ちょっと知っていて、(小関コーチは)覚えているかどうか分からないですけど、あれちょっといいですね、と言って(使わせてもらった)。あんな声で言われると思わなかった。パワーになりますね」と今後の継続使用も決まった。
「(自分の)応援歌も声出しで初めて聞いたので球場の雰囲気も感じて気分も上がっていた」という若林にとっては単なる一軍昇格以上に収穫のある今季開幕戦だった。












