ついにこの男が魅せた。巨人が26日の阪神戦(甲子園)に8―4で勝利し今季2度目の3連勝。勝利を決定づけたのは今季からチームに復帰したベテラン・長野久義外野手(38)だった。
中盤まで緊迫の試合展開となった。初回に岡本和が2試合連続となる適時打で先制すると、その後の3回にも再び適時打。主砲の快音で打線にも火が付くと、この回一挙4得点で一気にリードを5点差と広げた。
思わぬ誤算は先発の若きエース戸郷。4回まで被安打1と好投していた右腕だったが、5回に佐藤輝に1号ソロを被弾してから崩れ始め4失点。7回のマウンドに上がったものの、一死から代打・井上に四球を与えたところで降板となった。
1点リードで迎えた8回一死一、三塁の絶好機でコールされたのは「代打・長野」。千載一遇のチャンスで打席に立った長野は岩貞の投じた4球目を完ぺきに捉えると、打球は左中間スタンドへ。復帰1号となる豪快3ランで勝利を決定づけた。
巨人のユニホームを着ての一発は約5年ぶりなだけに、長野自身も「いい場面で使ってもらっているので何とかできて良かったですね」と笑顔。さらには「甲子園がすごい好きなので、ここで打てたことはすごいうれしいですね。『風で入りました』と書いておいてください。以上です」とジョークも交えて喜びをあらわにした。
対する原監督も上機嫌。「本当にいい当たりだったしね。そうそう彼の本塁打を何年間も見ていないのでね。そういう意味では『まだまだ若いぜ、まだまだ力はあるぜ』というところでしたね」とこちらもジョークを交えて絶賛した。
頼もしいベテランの一発でさらに勢いづいた巨人。ここから上位浮上への追い風とすることはできるか。












