ここから軌道修正を図っていく。先発投手が5試合連続で5回を持たずに5連敗となっているソフトバンクの先発ローテが再編となった。

 25日に予定されていた楽天戦(北九州)は雨天のため中止となった。この日、先発予定だった石川は中9日となる28日の日本ハム戦(エスコン)のマウンドへ。26日の楽天戦(ペイペイ)は一度抹消して間隔を空けていたベテラン左腕・和田、27日の同カードは森が今季初登板に臨む。

 前の週に投げている先発投手は全員が中6日より間隔が空く見込みとなった。東浜は中9日で29日の日本ハム戦へ。藤井が中7日で30日の同カードに先発予定だ。開幕投手を務めた大関は中8日で5月2日のオリックス戦(ペイペイ)のカード初戦に回ることになった。

 リフレッシュさせる意図もある。考え込み過ぎている選手も見受けられるという。斎藤学投手コーチは「決して(状態が)悪いわけではないが、チームも含めて徐々にうまくいかないとなって、何とかしないといけないと気持ちが空回りしているからですね。少し気分転換じゃないですけど、ちょっと時間を置いて頭の整理をつけてもらおうかなと。チームありき、相手ありきでは苦しくなってしまう。頭を一度、空にして、自分の投球はどういうものかを思い出してほしい」と期待を込めた。

 開幕直後、先発投手にすべて白星がつき5連勝スタートを切ったように、決して現在の陣容が力不足なわけではない。ただ、長年当たり前のように支柱を担ってきた千賀(現メッツ)が不在となったシーズン。戦力の面だけでなく〝存在感〟としての穴も大きい。

「誰が柱でという形ができてくれば落ち着いてくるが、現状こうやって負けが込むと連鎖に陥ってしまう。千賀がいるからという安心感がチームにもあったというのは感じるところでもある」(チームスタッフ)。

 もっとも、現状エース不在となっている以上、首脳陣からすれば想定の範囲内。長いシーズン、流れが悪い時期は幾度となく訪れる。

 経験豊富な石川、東浜らに加えて、若い大関、藤井らが台頭してくることへの期待も大きく、二軍調整中の有原も含めて先発候補も多い。総力で立て直しを図り今季の先発陣の形を作っていくことになる。