阪神のプロ3年目右腕・村上頌樹投手が22日の中日戦(バンテリン)に先発登板し、2安打無四死球の内容で竜打線を完封。7回無安打無四死球と〝パーフェクトピッチ〟を披露した前回登板の巨人戦(12日、東京ドーム)に続く衝撃的な投球内容で、待望のプロ初勝利をゲットした。

 村上は2020年のドラフト会議で東洋大から阪神に5位入団。改めてこの年の指名が「神ドラフトすぎる」と背番号41の快投を受け、SNS上の虎党たちの間で話題になっている。

 1位指名は言わずと知れた4球団競合の規格外砲・佐藤輝明内野手。今季は春先から不振に苦しみ打率1割6分9厘、0本塁打と苦しんでいるが、入団から2年連続で20本塁打以上をマークしている逸材中の逸材。彼の復活なくして18年ぶりの〝アレ〟はありえないだろう。

 2位指名は左腕・伊藤将司投手。精密な制球力を武器に入団1年目から10勝7敗、防御率2・44の好成績をマークし先発ローテに定着した。今季は左肩の違和感で出遅れていたが、27日の巨人戦(甲子園)から満を持して一軍に復帰予定。「左のエース」として期待がかかる。

 6位指名は中野拓夢内野手。入団1年目の21年に盗塁王。2年目の22年にセ・ベストナイン遊撃部門に選出された背番号51は、今春のWBC日本代表にも選出され一躍知名度を上げた。今季からは岡田新監督の意向で二塁へコンバート。広い守備範囲を生かし、内野のセンターラインを引き締めている。積極果敢だった打撃にも粘り強さが加わり、チームにとって替えの効かない選手にまで成長しつつある。
 
 支配下最後となる8位で指名されたのは石井大智投手。昨季まではファームを主戦場としていたが、地道な鍛錬が実り今季からはチームのセットアッパーに抜擢された。ここまで8試合に登板し防御率1・13と抜群の安定感でブルペンを支えている。

「答え合わせは5年後に」が合言葉のドラフト会議だが、入団からわずか3年で、「花の20年組」は支配下指名8選手中、5選手が一軍で主力として活躍中。ドラフト戦略が冴えわたる近年の阪神だけに、黄金時代の到来も近いのかもしれない。