侍ジャパンで世界一に貢献した巨人・戸郷翔征投手(23)が、WBCでの経験を生かしてチームの連敗を5で止めた。

 今季初の「伝統の一戦」となった11日の阪神戦(東京ドーム)で先発した戸郷は、高めの直球を効果的に使うと、スライダーとフォークを織り交ぜ、7回87球を投げて3安打4奪三振無失点。7―1で自身は無傷の2連勝を飾った。

 原監督は「今日は非常にフォークボール以外にいろんなボールを投げてね、いいピッチングができと思いますね」とうなずき「非常にリズムがいい投手ですし、WBCに行って1つ2つ大きくなって帰ってきたなと。これから先さらに若武者として期待したい投手です」と絶賛した。 

 1点リードの状態で7回まで投げ切った戸郷は「まあ、ワクワクしましたね。WBCもいきましたし、1点も取られてはいけない場面が続いてたんで、それが先発にちょっと生きてるのかなと思います」と頼もしかった。

 ダルビッシュ(パドレス)や大谷(エンゼルス)からの助言で、高めの直球を配球に取り入れた。「いろいろ教えていただいた。高めの真っすぐで空振りを取れたら、逆にフォークが生きるとか、逆にもう1球続けても空振りが取れたりとか、いろんな相乗効果がある」と右腕は感謝した。

 投手キャプテンとして6連敗を阻止。最高の仕事をやってのけた戸郷はWBCについて「得たものはもうデカすぎて。日本じゃ経験できないような経験させてもらいましたし、日の丸を背負って、ああいう緊迫した場面で投げられるっていうところが、本当に今の僕がこれだけいいピッチングができてる要因かなと思います」と振り返った。

 世界一の経験を武器に、右腕がこのままチームをV奪回に導けるか。