2大エースの明暗が分かれた。31日に迎える開幕戦を前に、巨人では2枚看板の戸郷翔征投手(22)と菅野智之投手(33)で、〝現在地〟が大きく異なる事態となった。

 侍ジャパンの一員として世界一達成に貢献した戸郷は、約1か月半ぶりにチームに復帰。28日にはブルペン入りすると、打者を立たせたり走者を置いた状態で106球を投じ、実戦を想定した投球練習を行った。

 21日(日本時間22日)に行われた決勝戦に2番手として登板するなど、大会期間中は第2先発として活躍。先発としての十分な調整は行ってこなかったものの「状態はいいですね。めちゃくちゃいいくらいで、今日も球走ってたので。試合でも変わらずいけると思います」と充実の表情を浮かべ、ぶっつけ本番での開幕ローテ入りに手応えをつかんだ。

 一方で、開幕投手筆頭候補だった菅野は悩める日々が続く。18日のオープン戦・日本ハム戦(東京ドーム)に先発するも、右ひじの張りにより1回21球で緊急降板。原監督も28日、「二軍でしょう。あれだけ時間を与えて投げられなかったわけだからね。それはやっぱりファームで投げてもらわないとね。だいぶ本人は良くなっているって言ってるけどね」と二軍再調整を命じた。

 若きエースが勢いを増して帰還した一方で、思うような調整がかなわず開幕が絶望的となった実績あるエース。リーグ優勝のためには2大エースの復活が必要不可欠なだけに、チームにとっては両投手がそろい踏みする日が待たれるところだ。