巨人が14年ぶりに世界一に輝いた〝WBCオプション〟を取り入れ、3年ぶりV奪回を目指す。侍ジャパンでチーム最多タイの2本塁打を記録した岡本和真内野手(26)が26日の楽天戦(東京ドーム)に〝凱旋出場〟。さっそく2回に左前打を放ち、3―1の勝利に貢献した。そんな頼れる主砲に、首脳陣は「侍ジャパン流起用」の可能性を示した。
頼れるキャプテンが帰ってきた。スタメン発表で岡本和の名が「4番・三塁」でアナウンスされるとG党は大声援。2回一死走者なしの第1打席で左前打を放ち、坂本の先制の2点二塁打、梶谷の中前適時打の呼び水となった。3―1で勝利した巨人はセ・リーグトップとなる3位でオープン戦を終えた。
今季初めて岡本和が入ったオーダーに、原監督は「何かどっしりという部分の落ち着きみたいなものは出ますね、やっぱり」と帰還を喜び「今日現在のベストオーダーということと思ってもらって結構ですね」とうなずいた。
岡本和は「久々のチームの試合でちょっと緊張感があったんですけど、ヒットが出て良かったと思います」とニッコリ。まだ時差ボケがあり、体も重いというものの「来週から開幕なので、しっかりとやりたいなという気持ちです」と気合を入れた。
WBCでは準々決勝のイタリア戦での3ランを含む5打点、決勝の米国戦でも決勝点となる3点目のソロ弾と大事な最終局面で大暴れ。G首脳陣はそんな岡本和の侍での起用法に注目していた。
守備をまとめる川相昌弘総合コーチ(58)は「WBCで岡本和は一塁と左翼をしっかりとこなした。うちでも試合途中で代打や代走を出した時、岡本和が一塁や外野に回れればそれだけオプションが増える。例えば中田翔の代わりに岡本和が一塁に入って松田を三塁に使うとか。そうすれば守備力を落とさずに済む。より多くの可能性が広がる」とキッパリ。巨人では2019年以来となる一塁、左翼での起用の可能性に言及した。
実際、岡本和不在のオープン戦でこんなシーンがあった。25日の楽天戦の6回だ。中田翔が代走・オコエと交代。直後の守備で三塁を守っていた中山がプロ初の一塁守備に就いた。松田から急きょファーストミットを借りるドタバタ劇となり、川相コーチは「岡本和が複数ポジションで起用できれば、そういうことはなくなる」と説明した。
もちろん主将で「4番・三塁」の岡本和にとって複数守備は負担増となるが、本人は〝代表モード〟をキープ。練習中もダルビッシュ有投手(36=パドレス)からもらったダル製作のドリンクボトルを継続使用。サプリも「代表の時からずっと使わせてもらっているので、そのまま継続して」と、できる限り環境を変えずシーズンに臨むという。
巨人の「顔」である岡本和にとって「4番・三塁」が本線なのは揺るがない。ただ、長いシーズンでは何が起こるか分からないのも事実。いずれにせよ岡本和がWBC時の好調を1年間維持できれば、巨人の3年ぶりVもグッと近づきそうだ。











