先輩から大きな刺激を受けた。競泳の日本選手権4日目(7日、東京アクアティクスセンター)、女子100メートル自由形決勝は、池江璃花子(22=横浜ゴム)が54秒17で優勝。世界選手権(7月、福岡)の派遣標準記録(53秒61)は突破できなかったが、今大会2冠を達成した。
有言実行の戦いぶりだった。「勝てると思って出たレース」。4日に優勝して世界選手権切符を手にした100㍍バタフライと、真逆の心境でスタート台に立った。前半は他選手が飛び出す展開だったものの、後半に猛追。「(派遣標準記録を)切れなかった悔しさはあるけど、勝ち切れたことは良かった」と安堵の表情を浮かべた。
レース前には6日に男子100メートル自由形で日本新記録(47秒85)をマークして優勝した松元克央(26=ミツウロコ)の試合を、本人に頼んで視聴したという。池江は「レースの展開やどの辺でギアを入れているかなどを話した」と振り返りつつ「松元選手と(話が)一致するところも多かった。記録を出すときはこういうふうにしているのかと勉強になった」と収穫を口にした。
8日は50メートルバタフライに出場予定。池江は「一番メインにしていた種目。勝てる自信もあるし、記録もしっかり出したいなと思っている」。真夏の福岡決戦へ〝水の申し子〟が一歩ずつ調子を上げている。













