エンゼルスの大谷翔平投手(28)は30日(日本時間31日)の敵地オークランドでのアスレチックスとの開幕戦に「3番・投手兼DH」で先発出場した。2年連続開幕投手を務め、6回を2安打無失点、10奪三振3四球と好投。勝利投手の権利を持って降板したが、救援陣が逆転を許した。打者では3打数1安打だった。エースの好投を生かせずチームの逆転負けに米メディアは一斉に失望している。
投手・大谷の無双を予感させるマウンドだった。最速100・7マイル(約162キロ)のフォーシームで力勝負。スイーパーと呼ばれる曲がりの大きなスライダーはまるで魔球だった。2回に6番ロレアノのバットに空を切らせた際の横変化は最大22インチ(約55・8センチ)で、ピッチングニンジャの愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のツイッターで「フリスビー」と驚いたほどだ。
続けて打席に入った7番ピーターソンを空振り三振させたスプリットも魔球。落差は32インチ(約81・3センチ)もあり、同氏は「邪悪」と表現した。この2球は分かっていても捉えるのは難しいだろう。
大谷が6回に降板した時点で1―0。継投で逃げ切りたいところだったが、8回に逆転されるとそのまま敗戦。開幕戦を白星で飾ることはできなかった。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は自身のツイッターに「1901年以降、開幕戦で2桁奪三振、無失点だったのは大谷翔平が26人目。その投手のチームが負けたのは初」と投稿。歴史的な敗戦だったのだ。
地元ロサンゼルス・タイムズ紙(電子版)は「大谷翔平が10奪三振、まさにエースのピッチングはエンゼルスが開幕戦でアスレチックスに負けたことで無駄になった」とバッサリ。同じく地元紙のオレンジ・カウンティー・レジスター(電子版)は「エンゼルスのバット、ブルペンは大谷翔平のサポートに失敗し開幕戦敗退」とこちらも手厳しかった。
今季終了後にFAになる大谷獲得に動くであろうメッツの地元紙ニューヨーク・ポスト(電子版)は「大谷翔平は、自ら自分のピッチングを決め、6回で10三振奪ったが、それでもエンゼルスはやっぱり負けた」と辛辣だった。
大谷を残留させるためにはプレーオフ進出が絶対条件のエンゼルス。この1敗が…ということにならないことを祈るばかりだ。












