エンゼルスの大谷翔平投手(28)は28日(日本時間29日)にオープン戦最終戦となる本拠地でのドジャース戦に「3番・DH」でスタメンに名を連ねた。第5回WBCではMVPに輝く大活躍、米経済誌フォーブス(電子版)が発表した大リーガーの総収入ランキングでは史上最高額の6500万ドル(約85億円)で堂々1位となり、文部科学省が公表した小学校と高校の教科書検定結果によると、2024年度の算数や社会に登場することも分かった。さらにMLB公式サイトは今季は米野球殿堂入りしているレジェンドに並ぶと予想。今季も野球界は大谷一色だ――。
今季の大谷には米野球殿堂入りしたレジェンド並みの活躍が期待される。昨季の大谷は史上初の投打でダブル規定に到達して投手では15勝、防御率2・33、219奪三振、打者では21年より下がったとはいえ34本塁打、95打点。しかし、MLB公式サイトのトーマス・ハリガン記者は選手がチームの勝利に貢献した度合いを示す指標WARを中心に「大谷の頂点をまだ見ていない可能性はあるか?」という検証を行い、「大谷のベストシーズンが今後起こる可能性は十分にある」という結果を導き出した。
大谷は21年がメジャートップの9・0で、22年は同2位の9・6。これが3年連続となると史上8人目の快挙だ。1900年以降、WAR9以上を3年以上続けた選手は7人で、うち6人ベーブ・ルース、ボブ・ギブソン、レフティ・グローブ、ミッキー・マントル、ロジャー・ホーンスビー、ウィリー・メイズは米殿堂入りしており、残る1人はメジャー本塁打王のバリー・ボンズだ。
それだけでなく、同記者は投手・大谷と打者・大谷のベストを合わせれば、驚異のWAR11を叩き出す可能性もあるという。WAR11を最後に達成したのは02年のボンズで11・8。エンゼルスのトラウト(10・5=12、16年)、ドジャースのベッツ(10・8=18年)も近づいたが届かず、昨季、ア・リーグ記録の62本塁打を放ったヤンキースのジャッジが10・6だった。
メジャーでWAR11を達成したのは49回(33人)、1976年以降ではボンズ(01、02年)、ペドロ・マルティネス(00年)、ロジャー・クレメンス(97年)、カル・リプケン(91年)、ドゥワイト・グッデン(85年)のみ。マルティネスとリプケンは米殿堂入りしている。
達成に必要なのは、打者大谷が45本塁打以上、WAR5以上で投手大谷が防御率2・00以下、WAR6以上。つまり、21年の打者・大谷(46本塁打)と、22年の投手・大谷の合体。今年のWBC、オープン戦の活躍を見れば十分可能だ。
その大谷はグラウンド外でも主役だ。米経済誌フォーブス(電子版)が27日(同28日)に発表した大リーガーの今季の総収入ランキングで、大谷は6500万ドルで1位となった。歴代最高額で、今季年俸の3000万ドル(約39億2000万円)に加え、スポンサー13社と契約していることからグラウンド外で少なくとも3500万ドル(約45億7700万円)を稼ぐと試算。昨年の2000万ドルから大幅アップした。
これは21年の女子テニスの大坂なおみの6000万ドル(約66億円=当時)を抜き、日本アスリートの歴代最高と見られる。
また、文部科学省が28日に公表した24年度から使われる小学校と高校の教科書の検定結果によると大谷は算数や社会などの教科書に登場することも分かった。小学校5年の算数には「私と算数」と題して野球に算数を活用していると紹介されている。
自身はベストシーズンでチームは世界一。大谷が真のトップを目指す戦いは30日(同31日)の敵地アスレチックス戦から始まる。












