ヘンリー王子が27日、デイリー・メールの発行元であるアソシエーテッド・ニューズペーパーズをプライバシー侵害で訴えている裁判のため、極秘帰国。原告としてロンドンの王立裁判所に出廷したが、期待されていたチャールズ国王との面会、ウィリアム皇太子との話し合いは日程的に不可能となりそうだ。英メディアが28日に伝えた。

 裁判の予備審理は4日間の日程で行われ、ヘンリー王子は歌手の原告である歌手のエルトン・ジョンらと出廷した。ヘンリー王子がいつまで英国に滞在するかは不明だが、5月6日の戴冠式に向けた話し合いは、チャールズ国王が29日から3日間の日程でドイツを公式訪問するため、実現は難しい模様。テレグラフ紙によると、国王は「忙しいため今回の対面は無理だ」とヘンリー王子に伝えたという。

 またウィリアム皇太子との話し合いと謝罪を求めているとされていたが、サン紙によると皇太子一家はイースター休暇中でロンドンのウィンザー城にはおらず別邸で過ごしており、こちらも対面は難しい状況だという。

 ヘンリー王子は5月6日に行われるチャールズ国王の戴冠式への出欠の返答をまだ保留している。昨年9月のエリザベス女王の国葬、1月の回顧録「スペア」発刊後、初めての帰国とあって、何らかの進展があると思われたが、結局は王室の誰にも会えないまま「手ぶら」で米国に戻ることになりそうだ。