第5回WBCで14年ぶりに世界一に輝いた栗山英樹監督(61)が27日、都内の日本記者クラブで会見に臨み、大会発展のため改善点を指摘した。
26年の第6回大会へ向けての提言を聞かれた指揮官は「僕もけっこうがんがん言ってましたけども、これは変えられないのかと。例えば今回、ダルビッシュ投手は最初からこっちのお願いで来てくれて。普通に考えればあの球数で試合に出すというのはありえなくて」と大会ルールにより、ダルビッシュ有投手(36=パドレス)の実戦登板が3月6日以降までできなかった点を指摘した。
「(通常は)1週間に1回、球数を増やしていきながら調整してもらって試合に向かっていく。一切、試合に出られずに、まあ1試合練習試合を中日がやってくれましたけど、韓国戦にいかなければいけないという状況の中で。申し訳ないと本人に謝りました。本人、調整きかなくて調子が上がらなかったの間違いないです」と最後まで苦しんだ右腕をかばった。
大会中はガマンしていた指揮官は、「そういうことがあるとメジャーリーガーが本当に参加しづらくなるので。そういうことに関しては徹底的にNPBにお願いしてもらうことは伝えましたし。今の形であるとアメリカに行っている選手が参加しにくくなる。それかぎりぎりまで向こうにいて一発勝負で集まるという形しかなくなってしまう」と改善を促した。
また当初は米国と準決勝で当たる予定が16日になってメキシコに変わったことにも、「ルールを最初から決めておかないと」と苦言。「準決勝はアメリカと思っていた。優勝するより本気のアメリカをやっつけたいと1年半やってきたし、ピッチャーつくるのもそういうイメージでいっていた」と訴えた。あいまいなルールは振り回される選手にとって大きな負担となる。常に選手ファーストを念頭に置く指揮官らしい指摘だった。












