第5回WBCの1次ラウンドB組で12日の日本戦に登板し、6回に大谷翔平投手(28=エンゼルス)から空振り三振を奪ったオーストラリアのトッド・バンスティーンセル投手が自身のツイッターに「大谷との対戦中の心境分析動画」を投稿し、大バズり中だ。
バンスティーンセルは「誰に頼まれたわけでもないが、WBCで大谷翔平と対戦した時に、僕が頭で考えていたちょっと楽しい内訳。メインで思っていたのは、彼がホームランを打ったとしても、それは彼がホームランを打つべき選手だからだ。彼は最高の選手…でも彼をアウトにできれば、一生楽しい思い出となる」と2分13秒の対戦動画に詳細な解説コメントをつけた。
まずは0―7の6回からマウンドに立ち、先頭打者は大谷。「深呼吸した後で顔を上げ、彼を見た…ホーリーシット(なんてこった)…本当に彼だ」
1球目を投じる前、自らに言い聞かせるように「オッケー、楽しむんだ。まずは初球で直球を投げ、ストライクを取れるかやってみよう」。
1球目、149キロの直球を大谷は見送り、球審はストライクと判定。「まじか、通用したよ。カウント0―1…さて、次どうしよ?」
2球目は外角低めにチェンジアップを投げた。「チェンジアップは滅多に投げないが、この日はなぜか投げてみようと思った。失うものは何もない」
ストライクゾーンを外れて判定はボール。「オッケー、カウント1―1。そんなに悪い球でもなかった。次の球で空振りを取れるかもしれない」
3球目のチェンジアップも外角低めに外れてボール。「あー、うまくいかなかった。悪い球だ。これでカウント2―1」
4球目はどうするか。「ここからは、もう真剣にいかないとダメだ。倒れるなら、自分のベストを出して倒れよう」
直球が外角高めに外れてボール。「しまった、カウント3―1だ。もうストライクを投げ、彼に打たせ、何が起こるか見てみようじゃないか」
5球目は真ん中やや低めのストレート。大谷はボールと思ったのか一塁へ歩きかけたが、判定はストライク。「うお! 今のは危なかった。審判にボールと言われてもおかしくなかった。これでカウント3―2だ」
フルカウントから6球目を投げる前に考えた。「この時、自分の頭の中ではスライダーを投げようと思っていた。彼はまだ僕のスライダーを見ていなかったから。でも捕手が直球のサインを出したから、自分に『よし行くぞ。とにかくストライクを投げ、何かいいことが起こることを願おう』と言い聞かせた」
運命の6球目。148キロの直球を大谷はフルスイングしたが、ファウルチップしたボールは捕手のミットに納まり空振り三振。「オーマイゴッド! 何が、今、起こったんだ。クールに振る舞え、トッド! 自分はクールに振る舞おうとしたが、本当は頭の中で『僕は今、史上最高の野球選手をストライクアウトにしたんだ。信じられない。これはレゴよりずっといい」
この動画は投稿約10時間で既に再生数1700万回を突破。バンスティーンセルは追加スレッドで「メジャーでは、こんなのしょっちゅうやっているって思われるかもしれないけど、自分は大リーグの投手じゃない。今、午前12時11分、テレビでアベンジャーズを見ているような奴だ。明日は友達にキャッチボールしないかってオーストラリアのどこかのサッカーフィールドでお願いする。だから、僕にとっては、本当にクールな瞬間だったんだ」と投稿。多くの野球ファンがバンスティーンセルの思いとその対戦を称賛するコメントを送っている。












