阪神は21日の西武戦(ベルーナドーム)に1―2で敗れ2連敗。先発・西勇が5回1安打無失点と好投したが、打線が6安打1得点と振るわず、接戦を落とした。

 試合内容以上に周囲をザワつかせたのは同戦の先発オーダー。「9番・指名打者」として、先発ローテの柱・西純矢投手が名を連ねていたのだ。野手顔負けの打撃能力を誇る背番号15はこの日登板予定がなかったため「まさか〝二刀流〟のテストでもするのか」とネット上の虎党たちはスタメンをみるや侃々諤々。同日に劇的な試合内容でWBC決勝進出を決めた侍ジャパンの話題が列島を席巻する中、「DH西純矢」がツイッターでひっそりとトレンド入りする事態にまで発展してしまった。

 試合終了後、報道陣の取材に応対した岡田監督は西純の起用意図について「バントさせようと思ったんや」と説明。レギュラーシーズン開幕が近づく中、先発投手陣たちが一軍の投手を相手に犠打などがしっかりできるかチェックしたい意図があったと説明した。

 3回二死無走者で打席が回ってきた西純は相手先発・松本の投じた3球目を見事に捉えて、投手強襲の内野安打とすると、そのまま代走・熊谷と交代。岡田監督も「誰か(西純の前に走者が)出るかと思ったんだけど、出えへんかったから(笑い)。打たさなしゃあないやんけ。そしたらヒット打ちよるから。上手くいかんわな」と苦笑するしかなかった。