さらなる成長に期待して…。巨人の大久保博元打撃チーフコーチ(56)が21日のオープン戦・DeNA戦(東京ドーム)後、不振が続く坂本勇人内野手(34)の状態について言及した。

 なかなか長いトンネルから抜け出せない。坂本はこの日も2四球を選びながら2打数無安打に終わると、これでオープン戦打率0割8分と低空飛行。思い悩む日々が続いている。

 そんな坂本の状態について大久保コーチは「もう勇人は我々がいじる段階ではないと思いますよね。みなさんが思う通り、よくないですよ」ときっぱり断言。「(現状が)状態が上がってくるところなのか、今が勇人の実力になっているのか。本人が今、一番感じていると思う。だからそこの決断は監督がすること」とシビアな見方も示した。

 チームの大黒柱とも言える男がぶつかった壁。厳しい現状に置かれている中でも、大久保コーチは明るい兆しも見い出した。

「本人は苦しんではいますよね。表情を見ても。でも苦しい時って成長しているんですよ。苦しみたくなかったら、辞めればいい話ですもん。金も、名も残したんだし。でもあれだけもがき苦しんでいるのは、まだまだ勇人も成長をしているんだなと。だからザマ(生きざま)的にはかっこいいですよね。打てなくても、打てなくても、打とうとするわけだから。いい姿は見せてくれていますよね」(大久保コーチ)

 たとえ結果が残せなくとも、その後始末は自らがとる。「ただやっぱり、ケツは拭いてあげたいし、ケツ持ちだけはしてあげたい。それが(自らの)仕事だと思ってる。(結果が出なければ)出なかったら私のせいということで、お願いします」と思いやった。

 デーブコーチの思いは届き、坂本は「成長」した姿を見せることはできるか。