第95回記念選抜高校野球大会が18日、甲子園で開幕し、第1試合では2年連続6度目の出場となった山梨学院が東北(宮城)に3―1で勝利。2019年以来、4年ぶりに甲子園で初戦突破を果たした。
のどから手が出るほどほしい勝利だった。吉田洸二監督は「これほど勝ちたいと思った試合はここ数年なかった。甲子園ではここ4試合ほど1点差でずっと敗れ続けていたので、開幕戦とかは考えずに、今日は勝ちたいという一心でやりました」と振り返りながら「選手がよく頑張ってくれた」と笑顔で語った。
立役者は先発の林謙吾(3年)だ。抜群の制球力で9回まで119球を投げ切り、5安打1失点の見事な完投勝利を飾った。「初めからできるところまで投げるというのは決めていた。一個ずつ一つでもアウトを多く取るという意識で投げた。勝ちたい思いはすごくあったが、というよりは自分の投球をしようと臨んだ」と冷静に振り返った。
昨秋関東大会の準決勝以来、完投のなかった林について吉田監督は「今シーズンは練習試合でも完投はなかったので大丈夫かなと思っていた。最後9回は代えようかなと思ったが、同点に追いつかれるまではエースでいこうと思って今日はいきました」と吐露。その上で「コントロールが良かった。冬場に少しスピードが上がったが、ちゃんと緩急をつけて投げ分けていたので、そういうところが成長したのかな」とエースの力投に目を細めた。
打線もプロ注目でMAX145キロ右腕の相手先発・ハッブス大起(3年)の攻略に成功。2回は二死満塁、3回は無死満塁の絶好機をつくりながらもあと1本が出ず、歯がゆい展開が続いたが、0―0の均衡を破ったのは5回だ。二死走者なしから4番・岳原陵河外野手(3年)が四球で出塁し、すかさず二盗を決めると、続く進藤天内野手(3年)が待望の適時打で先制。さらに佐仲大輝捕手(3年)も適時二塁打を放ち、2点目を追加し、東北のエース・ハッブスを降板に追い込んだ。
試合後、進藤主将は「タイムリーという結果を残せて良かった。林がストライク先行で投げてくれたので守りやすかった」と甲子園勝利に喜んだ。
23日の2回戦に進出した山梨学院は6日目第2試合で氷見(富山)と対戦する。












