頚髄損傷で療養中の大谷晋二郎(50)が〝復活〟に秘める思いとは――。ゼロワンを運営する押忍PREMIUM主催の靖国神社奉納プロレス(26日)で、負傷後初めて公の場に姿を現す。ゼロワンの神尊仁社長は今回の来場に対する大谷の強いこだわりを明かした。
昨年4月のゼロワン両国大会で重傷を負ってからリハビリを続けてきた大谷は、靖国大会で約1年ぶりにファンの前に姿を現す。現在も首から下が麻痺した状態が続いているが、自身の口でファンにあいさつする。
大谷がプロレスの世界に戻る舞台として、靖国大会を選んだのには理由がある。取材に応じた神尊社長は「この大会が入場無料のチャリティーイベントだからです。ゼロワンのファンはもちろん、みんなにありがとうを言いたい。だからこそみんなが見られる靖国を選んだと言っていました」と明かす。
1日の「オールスター・ジュニアフェスティバル」(後楽園)からの一部収益寄付に象徴されるように、大谷への支援の輪は所属団体のみならずプロレス界全体に広がった。感謝を広く伝えるために、ゼロワンの通常興行ではない場所での再出発を望んだという。
当日はストレッチャーや車いすを使用した移動となり、リングには上がらずに別の場所からファンにメッセージを発信する予定だ。「次にリングに立つ時は、自分の足で立って上がるんだということだと思います」(神尊社長)。どんな苦境にも決してくじけることなく立ち上がってきた。靖国の地で大谷は、奇跡の復活へ向けた第一歩を踏み出す。












