女子プロレス「スターダム」のワンダー王者・上谷沙弥(26)が葉月(25)を退け、最多防衛記録「V15」を樹立した。

 4日の東京・代々木第二競技場大会で対戦した2人は序盤から激しい攻防を展開した。王者は葉月から得意の顔面ウォッシュやトペ・スイシーダと、立て続けに攻撃を浴びせられ、叩きのめされた。

 葉月のベルトへの執念は強く、試合が中盤に差し掛かるとコーナーから雪崩式のブレーンバスターで吹っ飛ばされ、垂直落下式ブレーンバスターで劣勢に追い込まれた。

 それでも立ち上がった王者はフランケンシュタイナーをさく裂させ、フライングニールキックを浴びせ流れをつかむ。最後は疲労こんぱいながらも2連続でスタークラッシャーを決め、3カウントを奪った。

 試合後、上谷は「葉月、人生かけてこのベルトに挑戦してくれたから私もめちゃめちゃ熱い試合ができました。何度でも挑戦して来いよ」と葉月にメッセージ。さらに「次の防衛戦、横浜アリーナでやりたい相手がいます。その女はもちろん、白川未奈」とV16戦に白川を指名した。

 白川とは昨年11月に行われた同王座戦で王者が放ったフェニックススプラッシュが白川のアゴに命中し、欠場に追い込んだ因縁がある。

 王者の呼びかけに応じリングに現れた白川は「指名するの遅くない? でも、最高の舞台をありがとう。あの広島で私はあんたに負けてない」と語り「あんたのアゴ、歯、心、折りにいってやるよ! 覚悟しといてね」と挑戦を受けた。王者も負けじと「心、折れるもんなら折ってみろ! ゴールデンフェニックス完全復活だ」と絶叫した。

 これで4月23日の横浜アリーナ大会で行われるビッグマッチでの対戦が決定。不死鳥は永遠に飛び続ける。