この企業にとって名古屋での合流は運命的だったのかもしれない。第5回WBCに出場する、侍ジャパンの大谷翔平投手(28=エンゼルス)が3日に名古屋入りしたこともあり、バンテリンドーム外にも多くのファンが詰めかけ、グッズ売り場は長蛇の列で大盛況。「声出し応援」が解禁された超満員のドームは大熱狂に包まれた。

 まさに文字通りの〝大谷フィーバー〟が巻き起こったが、肩こりや筋肉痛などを鎮める「バンテリンコーワ」などを発売する医薬品メーカー「興和」(本社・名古屋市)も大谷の〝凱旋〟を喜んだ。

 同社は昨年1月に大谷とスポンサー契約を結び「バンテリンコーワ」のCMなどに起用。CM発表会で三輪芳弘社長は「大谷選手が恩師の言葉を胸に抱き努力を継続する姿や、夢に向かって挑戦する姿に感銘を受けた。彼の人間性に深く共感し起用に至った」と説明。約1年が過ぎ、この契約を結んだことによるメリットについて同社は「特に若年層への『バンテリン』ブランドの認知拡大に寄与してくれました」と大谷に感謝している。

 もともと同社は中日が本拠地にしているナゴヤドームのネーミングライツ(命名権)を2021年から5年間取得し、すでに「バンテリンドームナゴヤ」の名称で親しまれている。それだけに大谷がバンテリンドームに〝降臨〟したフィーバーぶりを「大変盛り上がって非常にうれしく思っております」とコメント。

 WBC本番での「二刀流」大谷のプレー面に向けては「投打での活躍を期待しています」とエールを送っている。