ついに本領発揮となるか――。ソフトバンクのフレディ・ガルビス内野手が28日、ロッテとの練習試合(アイビー)に途中出場し、右打席で2打数2安打と猛アピールした。藤本監督も「ますます競争が激しくなってきたね」と言及した。

 ガルビスは2017年、2018年にメジャーで全試合出場を果たしたバリバリの大物選手。2年総額で推定8億円強(為替レートは合意当時)+出来高払いの大型契約で入団した。それが1年目の昨季は38試合で打率1割7分1厘、2本塁打、11打点と低迷していた。

 今季に向けては心機一転、自らの意志で背番号を「3」から「0」に変更。さらに日本野球にアジャストするために「野球人生の中で一番」という猛練習をしてきた。ただ…。紅白戦5試合と23日のキューバとの練習試合を終えた時点では11打数ノーヒット。昨季も大きな期待をかけられながらシーズンを通して不発だっただけに、一部の首脳陣の間から「あまり変わってないんじゃないか」との声も出ていた。

 それが26日の侍ジャパンとの練習試合(サンマリン)から〝変身〟。チームにとって最大の難敵でもあるオリックス・山本由伸のカットボールを左打席で捉え、右翼線への適時二塁打を放つなど存在感を見せた。サードは栗原、ショートは今宮が最有力とはいえ、指揮官も「これからの対外試合、オープン戦で結果を出してもらうだけですね」と競争激化を歓迎した。

 同じベネズエラ出身で新加入のアストゥディーヨも、深くリスペクトしており「マジメだし、昨季はすごく悔しかったと聞いている。苦しんだ経験もある分、ほかの外国人にいいアドバイスもしてくれるんじゃないか」(チームスタッフ)との期待もかけられている。
 
 1年目の成績が不振に終わったにもかかわらず「ガルちゃん」の愛称でファンの人気も高い。華麗な守備に加えて、不発だった打撃で本来の力を見せてくれれば、チームにとってあらゆる面で大きなプラスとなることは間違いない。