新日本プロレス27日後楽園ホール大会で、内藤哲也(40)と田口隆祐(43)の不毛な抗争が終結を迎えた。
メキシコ・CMLLのルチャドールが多数参戦する「ファンタスティカマニア」で、両者は何とも中身のない争いを繰り広げてきた。内藤が田口のツタンカーメンのマスクを奪うと、田口はマスクと髪の毛をかけた「マスカラ・コントラ・カベジェラ」を要求。もちろん真に受けている人間は誰一人としていない。
この日は内藤が高橋ヒロム、BUSHIと組み、田口、バルバロ・カベルナリオ、エル・デスペラード組と対戦。3人がかりで田口に関節技を仕掛けるなどやりたい放題の末、最後は内藤がジャックナイフエビ固めでカベルナリオからフォール勝ちを収めた。さらに内藤は試合後のリング上で、田口持参のショルダーストラップのついたキーボードも強奪した。
ファンタスティカマニアは28日後楽園大会でフィナーレを迎えるが、同大会で田口はカードが組まれていないため、この日が最後の対戦となった。コメントブースに現れた内藤は片言で「イツ、マスカラ・コントラ・カベジェラヤルノ? アナタ…アシタ休ミネ。モウ一緒ニプロレスデキナイヨ。デモ、面白カッタヨ。アリガト。コレ、私カラノプレゼント。アナタニアゲル」と言い残すと、用済みのマスクとキーボードを置いて控室へ。するとその直後に田口が登場し、あっさり内藤からのプレゼントを回収した。
マスクが戻ってきてご満悦の田口は「マスクが返ってきたよ! マスカラ・コントラ・カベジェラなんて、そんなリスキーなことしなくていいじゃない。史上初じゃない? これ。ノーリスクでマスク返ってきたよ。こういうオチで…ありがとうございました」と幕引きを宣言。
最後は蝶野正洋の口調で「ONE LOVE! 内藤に感謝!」と叫んで会場をあとにした。この元ネタは2009年にデビュー25周年を迎えた蝶野が作詞とボーカルを務めた入場曲「Fight & Lоve」の歌詞だが、あまりに古すぎてほとんどの報道陣はポカンとしていた…。
ともあれ、ここまで何も生み出さない戦いは、なかなかお目にかかれるものではない。ファンタスティカマニア史上最も不毛な抗争だったと言っても過言ではない気がする。












