「熱男」こそプロの鑑か――。巨人に新加入した松田宣浩内野手(39)が連日の猛ハッスル。26日のDeNAとのオープン戦(那覇)では、2点適時三塁打をかっ飛ばして球場を沸かせた。
試合には「6番・三塁」でスタメン出場。5回二死一、二塁のチャンスでカウント1―2と追い込まれると、バットのグリップを片手分も短く持って151キロ直球を振り抜いた。打球は中堅左を抜けて三塁ベースに滑り込むとド派手にガッツポーズを決めた。松田は「三塁打は自分の持ち味。現役トップ(歴代11位タイの67本)なので。足の準備はできています」と〝ドヤ顔〟を決めた。
原監督の評価も上々だ。状況に応じて打撃を変え、結果も残したことで「少々バットを短く持って食らいつくというのは非常にいい教科書」と大絶賛だった。
ただ、熱男の取り組みは早くからチームのド肝を抜いていた。午前7時開始のアーリーワークが実施されたのは、春季キャンプ2日目の2月2日。松田は早朝練習で若手並みの「700スイング」をこなし、全体練習後は他のベテランクラスが球場を去った後も居残り、午後4時30分近くまでバットを振り込んだ。
キャリアを重ねるごとに、巨人では個人練習はペース配分は一任される傾向にある。それだけに、松田の熱血ぶりはいっそう際立った。今年5月には四十路を迎える。なぜそこまでイジメ抜くのか。
松田本人に聞くと「何でですか? 今日から解禁ですよ!? 普通ですよ。一日がもったいない!」とピシャリで「1月まではバットを振る、ノックを受けるための基礎体力を鍛える。打つ筋肉は打ってつけないといけないし、守備をうまくなろうと思ったら頭で考えるよりもいっぱいノックを受けないと」と断言した。
こうした姿勢にチームスタッフからも「熱男はすごい。だからこれだけ長く現役をできる。量を求めるか、質を求めるのかというのは個々で違うだろうけど、ウチの選手たちも見習わないといけない」と脱帽だった。
「熱男」という〝劇薬〟が、昨季Bクラスに沈んだ原巨人を大きく変えつつある。












